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JAPAN SQUID FISHERIES ASSOCIATION

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お知らせ

ご挨拶

「うゎ-っ、きれい!」、夜の山頂から眺める日本海、視線の先には「いか釣り漁船」の「漁灯」が連なり、水平線の向こうに幻想的な光の国が現れています。

能登の海に釣する海人(あま)の漁火(いさりび)の光にい往(ゆ)く月待ちがてり

万葉集・作者不詳

(訳:まだ月も出ず暗いので、能登の海に釣している海人の漁火の光を頼りに歩いている、月の出を待ちながら。)

万葉の古から漁業の漁火は短歌(うた)に詠まれ、現代においても幾多の歌謡や絵画の題材とされるなど日本人の心を揺さぶる風物となっています。

当協会に所属するいか釣り漁船の多くは、日本海西部水域、日本海北部水域、北海道・青森沖太平洋、三陸沖合水域などを主な漁場として、総トン数百数十トンの漁船で、自動いか釣り機により、一尾一尾丁寧に釣り上げ、船上で急速凍結しています。

イカは鮮度が低下しやすい一方、冷凍保管中の鮮度変化は極めて小さい魚介類です。また、イカは、多くの魚介類の中で、低脂肪、高タンパクな低カロリー食品であり、日本人のみならず東アジアや南欧でも多く消費され近年拡大の様子を見せています。我が国の消費は従来に比べ減少したとはいえ、家庭における消費量が最も多い国民的魚介類の一つとなっています。